
― ICHIMAN Cross-Talk 社員同士で改めて考える、市萬が目指す「不動産の優良化」とは。お客様本位の真髄に迫る
市萬が掲げる「不動産の優良化」は、社員の実務や経験を通じてより具現化されています。今回は、菅原氏と山村氏に業務の中で実感する「優良化」の具体的なエピソードをお聞きしました。また、お客様本位を実現するために、社内で大切にされている風土や文化とは。

資産コンサルティング部 山村 諭史


賃貸事業部 菅原 早希
取材ライター:平床麻子
世田谷区用賀在住。4児の母。ライター、モデルの傍ら、NPO法人neomuraの理事として地域活性に携わる中で市萬と出逢う。現在は広報やライティングを軸に業務をサポートしている。
前職での多様な経験を活かしながら、市萬で働く魅力
―― では、これまでの経歴や現在のお仕事について、簡単に自己紹介をお願い致します。
菅原
前職は建設会社におりまして、住宅や保育園、工場や倉庫などを建てる建築の営業をしていました。現在は当社の資産コンサルティング部で、不動産のオーナーの相続対策をご提案したり、売買仲介業務を担当しています。
山村
私は前職、不動産会社向けにコールセンターの営業をしていました。2012年に中途で市萬に入社して、まずは賃貸事業部、その後は流通コンサルティングという部署を経て、今は資産コンサルティング部で、主に売買や有効活用・相続対策に係るお客様の問題解決の推進を担っています。
それとは別でホームページ企画などの広報や、人事評価制度、社内や金融機関向けの研修なども実施したり、幅広く仕事を担当しています。
―― そうですよね。山村さんは社内で色んなことをされているイメージです。ちなみに、お二人はどんなきっかけで市萬に転職をされたんですか?
菅原
前職では不動産オーナーや地主さんと一緒に建物を「建てる」仕事をやっていたんですけど、これからの時代は「建てる」だけでなく「活かす」、つまりは長期活用も重要だと感じていました。それから、お客さんと長くお付き合いができて、伴走していけるような会社がいいなぁと思っていたところ市萬に出逢い、2023年に入社しました。
山村
私は前職でたまたま不動産業界に入り、実家がいくつかの不動産を持っていたこともあって徐々にこの業界に興味が出てきまして。もっと専門的な勉強がしたいと思い、市萬に入社しました。その際に「中立的」だとか、市萬でいう「お客様本位」みたいな、お客様に対するスタンスの部分は意識して探しました。

お客様の価値観に寄り添うことを、何より大切に
―― なるほど。では、改めて市萬が理念として掲げる「不動産の優良化」について教えて頂けますか?
菅原
私は、不動産という資産の状態を健全化することだと思っています。というのも、不動産や建物は経年劣化はもちろんのこと、予想外に費用がかさんでしまったり、立派な所有物件であっても手元に残る現金が少なかったりと色々な問題が起きますので。それを常に健全な方向に軌道修正していくことだと思っています。
山村
そうですね、同じ認識です。実際に市萬のホームページにも「トラブルなく、安全で快適で、環境にやさしく街に貢献し、収益力のある不動産」と表現していると思います。ただ、実のところ会社や社員同士で改まって「優良化とは○○である」という明確な定義づけをするようなことはほとんどしておりません。
もちろん定義付けが大切という考え方もあるのですが、私は反対に「定義しないこと」にも意味や価値があると思っています。というのも、優良という価値観は時代と共に変わるし、人によっても大きく違うと思うんです。ですので、その部分ををお客様に寄り添って決めていけるのが市萬の強みですし、信頼にも繋がっているんじゃないかと感じていますね。

―― へぇ、そうなんですね!でも、その意識がお客様本位にもつながっている気がします。例えば、「優良化」という点で印象的だったエピソードってあったりしますか?
山村
立地的に同じような不動産を持っているお客様が3名いらっしゃって、それぞれにどう活用するかという相談を頂いたのですが、結果的にその3名が全く異なる活用を選ばれたんです。
お一人はご高齢で、借入をしたくない、管理する手間も省きたいということでコインパーキングに。もう一人は、お子さんが3人いらっしゃって、将来住んでもらうことと相続の分配のしやすさを考えて貸し戸建て3棟に。最後の方は、世代を超えて長く活かせるものを建てたいというのと、相続対策も考慮してマンションを建てられました。
ほぼ同じ相談内容のお客様に対して、それぞれの将来設計に合わせたオリジナルの選択肢をご提案し実現させたというのは、市萬が目指すお客様本位の優良化を象徴するエピソードだと思います。
―― それは市萬ならではの結果ですね。菅原さんはいかがですか?
菅原
お客様向けにセミナーや無料アドバイスをする中でいろんな選択肢をご提案させて頂くと「こんなことにも対応してくれるの?」と驚かれることがあって。普通だと実務的に大変で選択肢から外すようなご提案も、市萬はお客様のために頑張ってやっていく会社なんです。そこが良さだと思いますね。

信頼関係を築くために大切にしている、社内での意識共有
―― 優良化推進という点で、社内で具体的に取り組んでいることはあったりしますか?
山村
電話1本メール1本見ても、優良化の理念が社員の日々の業務に落とし込まれている実感はあります。
そんな中でも更なる取り組みとして「お客様本位大賞」という表彰制度を設けたり、コンサルタントが優良化に繋がった事例を社内の業務スタッフに話す機会を作ったりしています。お客様と直接やり取りするコンサルタントは、比較的「優良化」をイメージしやすいんですが、経理・総務などの社内スタッフは直接感じとる機会が少ないため、そこをフォローするのが目的です。
菅原
逆に、社内スタッフからは「管理物件をこんなふうに再生して賃料が上がって、収支がこれだけ良くなりました」というような事を発表いただくので、相互に同じ方向に向かって仕事をしていることを共有できるのは、良い習慣だなぁと感じています。
インタビューを終えて
落ち着いたトーンで繰り広げられたクロストーク。だからこそ、お二人の中に脈々と流れている「不動産優良化」への熱い想いが、より一層際立った気がしました。そして、この対談で改めて感じたのは、市萬の魅力は、社員一人一人が同じ未来をきちんと描けていることだということ。どなたに、どんな視点でお話しを伺っても決して芯の部分がブレることなく、意識共有が徹底されていることに毎度感心してしまいます。ちなみに、実は山村さんと菅原さんは入社時期が10年ほど違うのですが、気持ちいいほどに先輩後輩の変なしがらみがなく、この関係性も社内に良い雰囲気を生む秘訣だと感じました。社員同士が仲がいいって、実はとても大切ですよね。