― 仲間の想いを知るお客様にとっての真のパートナーに。業界の常識を超えた提案力で「お客様本位」を貫く


賃貸事業部
竹内 将人
千葉県出身。大学卒業後、デベロッパー勤務を経て株式会社市萬に入社。不動産調査・価格査定担当後、不動産売買・有効活用担当を経て、現在は賃貸不動産の優良化や不動産資産家向け資産活用業務に携わる。その他、負担の大きい不動産の代表とされる「築古賃貸不動産」や「借地・底地」の問題解決を中心に、オーナー様の資産の最適化に向けた提案を行う。
千葉県出身。大学卒業後、デベロッパー勤務を経て株式会社市萬に入社。不動産調査・価格査定担当後、不動産売買・有効活用担当を経て、現在は賃貸不動産の優良化や不動産資産家向け資産活用業務に携わる。その他、負担の大きい不動産の代表とされる「築古賃貸不動産」や「借地・底地」の問題解決を中心に、オーナー様の資産の最適化に向けた提案を行う。
「誰かの人生のきっかけになれたら」信頼される営業マンへの道
―― 竹内さんが不動産業界や今の職種に興味を持ったきっかけを教えてください
僕はもともと新卒でテレビ業界を受けていたんです。制作会社で内定をもらっていて、そちらに進もうと思っていたのですが、インターンを経験したら想像以上に大変で。この仕事に就いたら大好きなテレビが嫌いになってしまうかも…と思い、別の業界を考えた時にパッとイメージできたのが不動産でした。
―― そうなんですね。全然違う業界のように感じてしまいますが、竹内さん的にはそこに共通項があったんですか?
ちょっとかっこいいことを言うと、仕事を通じて自分が誰かの人生のきっかけになれたらいいなぁとずっと思っていて。当時の僕は不動産といえば売買の印象が強かったのですが、不動産の売買ってそれこそ一生に一度じゃないですか。
ただ、その大きな買い物を誰に相談したら良いのか…、不動産会社には怖いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、そんな中で、僕が信頼のできる営業マンになってみなさんに安心した取引をしてもらえたら…と思ったんです。僕自身も子供の時に4回ほど引越しをしていて、その際色々と苦労したことも影響しているのかもしれません。
―― なるほど。ちなみに、竹内さんは前職も不動産会社で、市萬は2社目ということになりますか?
はい。マンションデベロッパーに入社して、3年目で市萬に転職しました。
―― 3年って、割と短いですね。
そうなんです。と言うのも、マンションデベロッパーって自社のマンションしか売れないんです。当時はモデルルームに足を運んでくれるようなお客様は全て先輩が担当をしていて、自分はいわゆる飛び込み営業ばかりしていました。
でも、当然のようにほぼ断られるんです…。そんな中で「竹内さんだったら」と言ってもらえるお客様に出会えて良い関係性が築けたとしても、自社物件に気に入ってもらえるマンションがなかったらそこで終わってしまうんです。それが本当に残念に感じて、もっとお客様に幅広い提案がしたいと思ったのが転職のきっかけでした。
―― 市萬の決め手はなんだったんですか?
たまたま転職サイトを見ていたら市萬が募集をしていて、『決まった商品はありません』的な文言が書かれていて、これだ!って思いました(笑)

お客様の真の利益を追求する不動産コンサルティング
―― それから、入社20年ですよね。市萬の中ではどんな部署で仕事をしていたんですか?
私は不動産コンサルティング業務が未経験でしたので、業務に慣れるために不動産の調査・査定の部門に配属されました。当時、当社は売買の仕事が大半で、不動産価格の査定や、現地や役所に行き、重要事項説明書を作成していました。
―― つまり、前職とは全然違うことから始まったんですね
そうですね。不動産業務を通じて基礎をしっかり学び、半年後にお客様にコンサルティングを行う営業になりました。
―― そこで前職での営業スキルが活かせたんですね
いえ、同じ営業ではありますけれども、マンションデベロッパーと市萬での営業は全然違うので良い意味でゼロから学び直す感じでした。ただ、先ほどの話のとおり、前職だと自社マンションしか選択肢がなかったのが、市萬はエリアや物件の種類問わずに幅広い商品を提供できるので、大きなやりがいや使命感を感じることができました。

―― 市萬のようなケースが、不動産会社では一般的なんですか?
市萬は独特だと思います。お客様の要望に対して、時に全く別の提案をするところがあったりしますので。例えば「売りたい」と言っているお客様に「売らない方が良い」と提案することもあります。もちろん当社としては売却してもらった方が売上になるのですが、お客様を思えばこそ、商売にならない提案ができるのが市萬の強みです。
―― その選択肢を提示できるのはすごいですね!
結構、頭を使いますけどね(笑)
―― そのあとは別の部署に行かれたんですか?
基本的にはそこからずっと営業ですけれども、4年前に売買部門から賃貸部門に移りました。
―― 会社の中でいろんな分野の仕事ができるっていうのも、市萬の強みですね
そうですね。必ずしもその時に自身が興味を持っていた仕事とは限らないですが、チャンスがたくさんあるっていうのは市萬ならではの良いところですね。

お客様の困りごとを解決する、新たなビジネスの柱
―― そんな中で、竹内さんが市萬でチャレンジして実現したことって、どんなことなんですか?
力を入れて、一つの柱になったというのは底地のコンサルティングです。底地は借りている借地人にとっては良い権利なんですけど、貸している方にとっては不利なことが多くて、実際に困っている地主さんが大勢いると感じていました。
ですので、問題提起から解決までの流れを作り上げて、底地の管理をしていくことを事業の柱として築き上げました。大変でしたが、やっと形になってきた感はありますね。
―― 借地権にそんなカラクリがあるだなんて全然知りませんでした。竹内さんはどんなことにも前向きに取り組んでいる印象が強いんですけど、仕事をする上で一番大切にしていることって何なんでしょう?
この度「お客様本位大賞」を受賞することができましたが、やっぱりお客様にとっての真の利益を追求することですね。ここに関しては、市萬の中でも一番こだわりを持っている自負があります。
―― 印象に残る、具体的なエピソードはあったりしますか?
弁護士から紹介していただいたお客様で、いわゆる「相続争い」の案件でした。お客様の要望は「とにかく相手に資産を分けたくない」というもので、大手含む複数の不動産会社にも相談されており、最も良い提案をしてくれたところに任せたいということでした。
他社が表面的な評価額に注目して、高額な資産を勝ち取る提案をしている中、私は敢えて評価額が高い不動産にこだわることはしませんでした。注目したのは、相続税を始めとする税金を払った後に、“手元に残せる金額”が最も多くなる不動産はどれかということ。相続税や譲渡所得税を抑えることができる不動産を見出したことで、お客様は希望の不動産を労せずして取得することができました。借地権の底地が絡んでいたため、底地のコンサルティングも活きた形になりましたね。
―― では最後に、今年市萬は25周年を迎えましたが、さらに25年、100年と会社が歩み続けるには、竹内さんはどんな事が重要だと感じますか?
市萬の掲げる理念が、各スタッフの中でブレずに生き続けることだと思います。適切な利益を上げながらも一番大事にするのはお客様に喜んでいただくこと。苦しい時でも自分本位にならず正しい理念に則った判断ができるかどうかが鍵だと思います。それが実現できれば、他にはない唯一無二の会社として永く続いていくと確信しています。
インタビューを終えて
「売らない方がいいですよ」と商売にならない形をご提案できる。この言葉に、お客様本位の真髄を見た気がしました。入社当時にイメージされていた「信頼のおける営業マン」は、まさに今のご自身の姿なのではないでしょうか。とはいえ、入社20年を経て、お客様だけでなくスタッフのことにもきちんと目を向けていきたいとおっしゃっていた竹内さん。会社の規模が大きくなっているからこそ、属人的にならず、社員一人一人が同じようにチャレンジできる土俵を作っていきたいそうです。みんなの働きやすさがより良いサービスを生み、結果お客様本位につながる。好循環の渦を、どんどん広げていただきたいです。
取材ライター:平床麻子
世田谷区用賀在住。4児の母。ライター、モデルの傍ら、NPO法人neomuraの理事として地域活性に携わる中で市萬と出逢う。現在は広報やライティングを軸に業務をサポートしている。